• 日本防災士会埼玉県支部ニュースレター:第4号


  •   
  • FileName: satama211020.pdf [read-online]
    • Abstract: 日本防災士会埼玉県支部ニュースレター:第4号平成 21 年秋号日本防災士会埼玉県支部:平成 21 年 10 月発行平成 21 年秋号においては、埼玉支部会員による特別寄稿並びに平成 21 年

Download the ebook

日本防災士会埼玉県支部ニュースレター:第4号
平成 21 年秋号
日本防災士会埼玉県支部:平成 21 年 10 月発行
平成 21 年秋号においては、埼玉支部会員による特別寄稿並びに平成 21 年
4 月 18 日∼平成 21 年 9 月 26 日まで開催された埼玉県支部行事に関する講
師及び総合防災訓練等の参加者による報告記事を掲載しました。
― 目 次 ―
1 日本防災士会埼玉県支部長就任のご挨拶 埼玉県支部長 木船 賢治
2 防災士は何を目指すのか! 日本防災士会代表幹事 松尾 好將
3 新たな意思で、思う事 日本防災士会常任幹事 大澤サユリ
4 埼玉県支部行事等の報告
行事内容 講師等 ニュースレター
執筆者
平成 21 年 日本防災士会埼玉県支部 ― 六十里 繁
4 月 18 日(土) 平成 21 年度定期総会報告
6 月 27 日(土) 新型インフルエンザ対策 個人・家庭編 木船 賢治氏 木船 賢治
8 月 30 日(土) 21年度埼玉県・本庄市総合防災訓練に ― 櫻井 弘
参加して
9 月 19 日(土) 自主防災組織の立ち上げと活動 中沢 陸彌氏 中沢 陸彌
9 月 26 日(土) 2009 年統一首都圏帰宅困難者対応訓練 ― 坂巻 勇
の支援に参加して
1
日本防災士会埼玉県支部長就任のご挨拶
埼玉県支部長
木船 賢治
今年度から日本防災士会埼玉県支部長を仰せつかり、その
重責に襟を正しております。何よりも先ず、中沢前支部長を
はじめとする埼玉県支部設立当初からの役員の方々のご苦労
とご努力に深く敬意を表します。
我々は日頃から自分を高め、また、支部員相互にその知識・技術を切磋琢磨
し常に前進していきましょう、と、大上段に振りかぶって皆様を鼓舞するつも
りはありません。日本防災士会埼玉県支部のメンバーは、強制によるものでな
く、義務によるものでもないボランティア自らの自由意志による集りです。お
互いの存在や生き方を知ることによって刺激を受けることにより、多少なりと
も生き方に共感し、人生に感動し、自分も周りの誰かの役に立とうかなと少し
だけ思い、それをほんのわずかでも表現あるいは行動に移そうとし、それを支
えあう仲間たちでありたいと思います。
共感し感動するには、面白いこと、新しいこととの出会いが大切です。また、
いつもやっていることでも、あるときハッと気付きがあったり、出来なかった
ことが急に出来て感動を覚えることもあります。
そのための機会を設けること、共感し感動するネットワークを拡げることが
小職の在任中の役割だと考えます。
さいたま市をはじめとして公費補助で防災士を育成していく政策をとる自治
体が増えており、今後もますます仲間が増えていくでしょう。みんなで共感・
感動の輪を拡げて行きましょう。
以上
2
防災士は何を目指すのか!
日 本 防 災 士 会
代表幹事 松尾 好將
平成15年10月に第1号の防災士が誕生して今年で7年目、
また日本防災士会が設立されて6年目を迎えた。
この間、3万3000余名の防災士が誕生し、日本防災士会
会員も5100名(H21.8.31現在)を超え、各地での活
躍ぶりが会報等で紹介されているが、心強い限りである。
しかし、一方で、社会に貢献したいという崇高な志のもとに防災士になった
のに、それにふさわしい活動の場が見当たらず、その志を果たせないでいる多
くの防災士がいることも事実であり、誠に残念なことである。
また、日本防災士会では、本部に幹事会、委員会が設置され、多くの都府県
で支部が設立されて、それぞれの活動を展開しているが、目指す活動の方向性
が必ずしも明確ではなく、暗中模索しているように思える。
こうした現状を踏まえ、防災士は何を目指すのか、その目標をはっきりと定
め、目標達成のための具体的なプロセスを明示する必要性を痛感している。
確かに、日本防災士会の会則には、その設立目的として、
「会員のネットワー
クの構築」
「会員のスキルアップ」等を掲げているが、これらは目標達成のため
の手段、方法であって、我々防災士が目指す目標そのものではない。この点が
誤解されていないか気になる。
我々防災士が目指す目標は、地域に根ざした活動を展開することによって、
防災士制度創設の原点である、
「地域防災力の向上に寄与する」ことであり、こ
れが我々防災士の使命であることを忘れてはならない。
そのための具体的な活動は、例えば、我々の身近にある地域の自主防災組織
3
に参画し、その組織の中にあって、リーダー的な役割を果たすことである。
地域の自主防災活動は、阪神・淡路大震災を契機に国や地方自治体が地域の
防災力を高めるための防災行政の重点施策として、その組織づくりと活動の推
進を図っているものである。
一方、日本防災士機構は、同じく阪神・淡路大震災を教訓に、地域防災力の
向上が喫緊の課題であり、そのためには、その活動の中核となる人づくりが不
可欠であるとして、防災士制度を創設した。
この「組織づくり」と「人づくり」の二つの施策を一体化させた活動を展開
することが、我々防災士の使命を果たす、最も現実的かつ効果的な活動である
と考えている。
また、私自身、地域の自主防災活動に携わってきたが、自主防災活動の課題
の一つとして指摘されているリーダーの確保についても、防災士がその役割を
担うことによって解決できるのである。
我々は、すべての活動を自主防災組織への取組みに収れんさせ、活動の要と
し、活動の重要拠点にすべきであると考えている。
そのために、防災士は相互の連携を図り、リーダーにふさわしい防災スキル
の修得に努めなければならないのである。
もちろん、地域の自主防災組織に参画すると云っても、それには、いろいろ
な課題も想定され、容易なことではないことは承知している。しかし、自主防
災活動の現状やその参画の在り方、方法について、お互いに十分な協議を尽く
せば、必ず実現できると確信しているし、乗り越えなければならない課題であ
ると考えている。
日本防災士会(支部を含む)は、全国各地域の自主防災組織への取組みを最
重要施策として全力を傾注し、国や自治体を含め関係方面に積極的に働きかけ、
4
その環境づくりを行うなど、全面的な支援をしなければならないと考えている。
なお、文中、「防災士」とあるのは、日本防災士会会員たる防災士の意である
ことを申し添える。
以上
新たな意思で、思う事
日本防災士会常任幹事
事業委員長 大澤 サユリ
私が「ボランティア」を始めて、22 年「災害ボランティ
ア」に関わるようになって 11 年が経ちます。その間、様々
な災害が各地で起こり、そのつど「過去の経験」からなる
防災・減災対策が講じられて来ました「自助」
「共助」
「公
助」のなかで、何が私たちに出来るのでしょうか? 日頃
から地域で、弱者のための支援をしている環境があれば、
突然の不遇な状況になった時でも、元の住みよい町への復興は、早いはずです。
その環境は、私達住民の積極的な声によって作られます。
災害時同様、行政にばかり頼るのではなく、私達が住みやすく安心できるた
めの町にするための市民活動の難しさは、
「腰を上げること」と「その活動の継
続」だと思います。そんな地域活動の問題には、 中間支援組織 』と言う縁の

下の力持ち的な活動がとても有効で、人と人を繋ぐ役目や、活動を紹介してい
くボランティア活動によって、市民活動の自然な発展に繋がっていくのだと思
います。
私が防災士になり、3 年ほど経ちますが、その間「災害救援チーム」で各種の
5
防災訓練等にも参加させて頂く中で『中間支援組織』になりえる「防災士会」
が活動されるのは、すばらしいものだと思います。
このたびは、総会前の余り日数も無い中でしたが、前常任幹事の方々より推
薦頂き、平成 21 年度第五回定期総会におきまして、常任幹事 事業委員長に選
任されました。現在 10 名の委員で、会員用品の企画・作成、防災用品の情報収
集・評価に加えて会員や支部との関わり方、災害時における支援等の準備につ
いても進めています。また、会員や新たな結成支部の皆様に幅広い実活動の円
滑化を目指し、会員の声を聞きながらより良い会員活動を支援していけるよう
企画していますので、皆様の御協力をお願いしたいと思います。
埼玉県支部行事等の報告
日本防災士会埼玉県支部 平成 21 年度定期総会報告
六十里 繁
平成 21 年 4 月 18 日(土)に開催された日本防災士会埼玉県
支部平成 21 年度定期総会も、 名の埼玉県支部会員の出席を
18
得て盛会のうちに無事終了致しました。平成 21 年度定期総会
の審議議案等は下記の通りですが、参加会員の活発なご議論
の下、全ての議案の承認と議決を頂きました。また、総会終
了後の懇親会で、会員相互の親睦も深めることが出来ました。
1 日時:平成 20 年 4 月 18 日(土)、午後 2 時 ∼ 午後 5 時
2 会場:さいたま市生涯学習総合センター9 階学習室 2
6
3 進行次第
防災士 鈴木勇氏の進行により以下の次第で平成 21 年度定期総会が進めら
れた。
(1) 開会挨拶 日本防災士会埼玉県支部長
(2) 議長の選任 支部長 中沢陸彌
(3) 議事録署名人(2 名)の選任
(4) 議案審議
第 1 号議案 平成 20 年度事業実績報告
第 2 号議案 平成 20 年度決算及び監査報告
第 3 号議案 平成 21 年度事業計画(案)
第 4 号議案 平成 21 年度収支予算(案)
第 5 号議案 規約及び細則の改正について
第 6 号議案 役員の選任について
(5) その他
(6) 閉会
4 承認・議決事項の若干の紹介
(1) 20 年度事業実績報告
スキルアップのための情報提供や訓練行事並びに地域防災に関する啓
発活動を行い、また、会員相互の交流を図り情報交換も図りました。
(2) 21 年度事計画
引き続き、個々会員のスキルアップのための情報提供や啓発活動を行
います。また、埼玉県支部として、埼玉県及び近隣都県市と協働して地域
防災活動への参加に努めます。
7
(3) 規約改正について
・ 10 月以降の新入会員には、その年度だけ年会費 1,000 円とする。
・ 年会費を 2 年以上未納の会員は、退会扱いとする。
(4) 新役員について
・ 支部長に木船賢治氏を選任し、新たに、幹事に當麻和輝氏、会計に神
林幸夫氏、会計監査に大澤サユリ氏、櫻井弘氏、顧問に中沢陸彌氏が
選任された。なお、支部長代理の安齋善男氏、嶋川忠勝氏、事務長の
六十里繁氏及び幹事の戸塚堯久氏は留任となった。
8
新型インフルエンザ対策 個人・家庭編
木船 賢治
6月に皆様にお話をした時点から、現在の状況は大きく
変っています。
8月21日、厚生労働省は日本が流行期に入ったと宣言し
ました。また、東京都は9月25日にインフルエンザ流行注
意報を発令、この意味は今後4週間以内に大流行の可能性
があるということです。
7月24日からは新型インフルエンザの届出基準が変り、厚生労働省は全数報告
を求めないようになったため、私たちは母集団の数を正確に把握することは不
可能になりました。しかし、国立感染症研究所感染症情報センターは8月3日の
週から週ごとの推計患者数を発表しています。10月2日までの累計で全国の患者
数は130万人になりました。これはまだ序の口で、8月28日に厚生労働省が発表
した流行シナリオ(予測ではない)では、流行ピーク時の1日あたり患者発生数
は76万人にものぼります。
講演時点では、基礎知識や事業継続に関わる部分もお話しましたが、今回は
上記の状況を踏まえて、個人や家庭での対策に特化してお伝えします。
基礎知識や事業継続については防災情報新聞に小職が連載していますのでご参
考になさってください。
基礎知識編
http://www.bosaijoho.jp/topnews/item_3620.html
事業継続編
http://www.bosaijoho.jp/topnews/item_4014.html
9
【家庭での備え】
<基本は健康な生活>
これはインフルエンザ対策ではなくても常日頃から当然心がけるべきことで
すが、睡眠を充分にとり、身体を常に健康に保つこと。あまりにあたりまえ過
ぎて、他に策は無いのかと文句が出そうです。しかし、毎日、不健康な生活を
おくっている小職にとっては至難の命題です。
<事前準備としてのワクチン接種>
・通常インフルエンザのワクチンを家族全員で接種しておきましょう。
通常インフルのワクチンを接種しておくと
1.新型インフルと通常インフルに同時感染した際に重症化を防げます。
2.医師が診断し易くなります。通常インフルのワクチンを打っているのだ
からこれは新型だということになり、抗ウイルス剤(タミフルやリレンザ等)
を早く処方してもらえる可能性が増します。
ただし、ごく稀に重篤な副作用が出ることもありますので自己責任で接種し
ましょう。
・肺炎球菌ワクチン
高齢者や免疫疾患等のある人は肺炎球菌ワクチンも接種しておきましょう。
通常インフルで亡くなる人の多くは細菌性の肺炎を併発して亡くなっています。
米国政府はパンデミック時の全体の致死率を下げる施策として肺炎球菌ワクチ
ン接種を勧めるガイドを6月に出しました。
近所のお医者様では日頃は在庫していませんから、相談すれば1週間程度で入
荷します。
通常インフルのワクチンは接種してから2週間で抗体が出来、その後5∼6ヶ
10
月間免疫が有効ですが、肺炎球菌ワクチンは5年間免疫が持続します。しかし、
現在の日本の法律では一生に一度しか接種出来ません。
<セキエチケット>
最近の日本で一番守られていないものがセキエチケットだと小職は痛感して
います。最低限の礼儀として他人に迷惑をかけることは止めましょう。
・セキやクシャミをするときはティッシュで鼻と口を覆う
・ティッシュが無いときは上腕の内側で覆う
・手で覆ってはダメ!接触感染のもとになる
・ティッシュはビニール袋に捨てる
・すぐに石鹸で手を洗う
・石鹸が無いときはアルコール消毒する
米国CDC(疾病センター)のキャンペーン用リンクボタンのページ
http://www.cdc.gov/SocialMedia/Campaigns/H1N1/Buttons.html
<手洗い>
手洗いは流水で充分に手を濡らし、石鹸を使って40秒∼60秒入念に洗います。
使用する石鹸は、ごく普通の石鹸でOKです。普通の石鹸を使った場合と薬用石
鹸を使った場合の有意差は無いことが実験で確かめられています。手洗いの仕
方については下記を参照して下さい。
日本語版
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/tthc/eisei/tatemono/noro/files/02-tearai.pdf
英語版
http://www.who.int/gpsc/5may/How_To_HandWash_Poster.pdf
11
<消毒剤>
手洗いをする環境が整っていない場合は、市販のアルコール性手指消毒剤等
を使用します。患者の周辺等の環境を消毒する際は、次亜塩素酸ソーダ(台所
用漂白剤等)を所定の濃度に薄めた液を使います。この消毒液は設備の消毒な
どにも使用できる便利で安価なものですが、金属面に残ると腐食することがあ
りますので金属面は後で水拭きすることをお勧めします。作り方は下記を参照
して下さい。
「福山市ノロウイルス対応マニュアル」
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/seikatsueisei/shokuhin/noro%20shoudoku.pdf
「消毒液(次亜塩素酸ソーダ溶液)取扱時の注意事項」
・使用時は換気を十分に実施する。
・有毒な塩素ガスが発生するので,酸性のものと絶対に混ぜない。
・皮膚に対する刺激が強く,直接触れぬよう台所用ゴム手袋を使用する。
・皮膚についたら,すぐに大量の水で洗浄する。
・目に入ったら,すぐに大量の水で洗浄し,医師の診察を受ける。
・消毒液により金属が錆びたり,繊維や木材等が漂白(変色)されるので注意
する。
・金属面は,消毒後,再度水拭きする。
<ウガイ>
ウガイの仕方
1回に口に含む量は、20mlと少量です。
最初にブクブクウガイを1回やって口中をきれいにし、その後、ガラガラウガ
イを2回やります。
12
ウガイ薬を使ったウガイは口内炎等については有効なようですが、インフル
エンザウイルスに対する効果は科学的な証明がされていません。先生方に質問
しても、「やらないより、やったほうがいいかな」という程度の答えしか返っ
て来ません。水道水だけでもいいのかなと言えるような実験もあります(下記)。
http://www.kyoto-u.ac.jp/health/006.htm
<マスク>
マスク着用の基本は、セキやクシャミの飛沫をまき散らさないため患者に装
着させます。1日に2枚使用するとして、発症後すぐ受診し解熱まで3日と想
定し、解熱後7日間は感染力があるためその間も装着するとすれば1患者あた
り20枚必要です。罹患していない人がどうしても外出しなければならない時
に使う想定では外出回数分の枚数が必要です。米国政府のガイドラインでは不
織布マスク(サージカルマスクまたは風邪用マスク等)を1人あたり100枚準備
しようとしています。
マスクは装着方法を間違えると効果が激減します。正しい装着方法をマスタ
ーしましょう。「京都府丹後保健所のマスクの着用方法」が参考になります。
http://www.pref.kyoto.jp/tango/ho-tango/resources/1215997318360.pdf
<食糧備蓄>
流行のピークに人ごみを避け外出をひかえることを考えると2週間分の食料
や日用品の備蓄を考慮しましょう。地震想定の3日分の備蓄もままならないの
にどうやって2週間分も備蓄できるのかと思うかもしれませんが意外に簡単で
す。自宅の冷蔵庫には1週間分程度の食糧はあるもので、それ以外に冷蔵庫に
保存しないでも良いレトルト食品等を中心にそろえます。それらの備蓄を「先
入れ先出し方式」で古いものから日常生活で消費し、不足したものを補充する
13
ようにしましょう。地震リスクと感染症リスクの相違は感染症リスクの場合、
電気・ガス・水道等のライフラインはなんとか事業(業務)継続されるであろ
うところが異なり、冷蔵庫は使用可能の前提で進めます。かつ、レトルトの備
蓄は地震リスクでも使用可能です。農林水産省は米飯を中心とした献立や備蓄
品リストも掲載された優れものの「新型インフルエンザに備えた家庭用食料品
備蓄ガイド」を発表しています。
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/pdf/gaido.pdf
是非、一読をお勧めします。
<感染した家族の介護>
感染者には不織布マスクを装着させます。出来れば別室に隔離します。食事
も自室内で摂るようにします。日本の環境ではトイレは一ヶ所でしょうが、タ
オルはトイレも洗面所も別にします。洗濯物や食器は一緒に洗っても良いです
が充分に洗いましょう。介護をする人は接触後は必ず手を洗いましょう。
自分が感染したときの受診要領なども含めて、「大田区保健所の受診の仕方と
自宅療養の手引き」が参考になります。
http://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/hoken/kansen_yobou/infuru_h1n1/yobou/files/ryo
uyoutebiki.pdf
<家族が感染した場合の出社の可否>
会社ごとに基準は異なるでしょうが、厚生労働省が8月28日に出した事務
連絡のうち「別添3−2−1 医療の確保に関するQ&A」の「問11 濃厚接触者
について、外出自粛の協力を求めることとしているが、職務の継続可否につい
てはどのように判断すればよいか。」の答えは「職務の必要性や職務の内容に
応じて、可否を判断する。朝夕の検温やうがい手洗いなどの健康管理を行った
14
上で、インフルエンザ様症状がない場合については、職務の継続が可能となる
と考えられる」となっています。しかし、既に自分も感染していて発症前1日の
感染力がある状態かもしれません。したがって通勤途中および勤務中もマスク
を着用することが必要だと考えます。その着用期間は、家族が発症後7日を経過
した時点、または解熱後2日を経過した最後の時点に自分も感染したとすれば、
そこから自分の潜伏期間が最長7日間ですので家族発症後最長14日間は出退
勤時と勤務中はマスクを着用する必要があると考えます。
皆様の健康を祈りつつ
以上
15
21年度埼玉県・本庄市総合防災訓練に参加して
櫻井 弘
台風11号の接近により、天候が懸念された去る8月
30日(日)
、第30回八都県市合同防災訓練(埼玉県会場)
に参加して参りました。
今年は埼玉県と本庄市の合同開催ということで、本庄総
合公園にて開催されました。場所が限りなく群馬県に近い
こともあり、前日にナビで調べた結果、2時間近くかかる模様。集合場所の本
庄駅南口に向かうために朝5:15に自宅を出発しました。無事に集合場所で
搬入・設営班に合流したものの、駅に1名置き去り(その後、徒歩にて会場入
りされました。大変失礼いたしました。
)にする失態を犯しつつ、会場入りしま
した。
到着した会場では自衛隊の車が現地入りするなど防災訓練独特の雰囲気の中、
設営がすでに済んで朝礼を行っている団体等、着々と訓練に向けての準備が各
地で進められていました。支部員も作業分担しながら持ち込んだタープテント
設営やロープ台の準備などを行い、無事に「日本防災士会埼玉県支部」のブー
スを完成させることができました。
完成したブース
16
9時半からの開始とともに、ぽつぽつと来場者が訪れ、ロープワークに興味
を持ちながら実際にロープを手に持ち、支部員の指導の下、ロープワークを実
践しました。各人持ち回りで他のブースを見学しながら、次々とやってくる来
場者に対し、ロープワークを指導し、活発な活動を行うことが出来ました。
ブースを覗かれる来場者層も多岐に渡り、防災訓練という環境上、防災の興
味を持たれて来られる方々、地域の防犯・防災に携わっている方々、消防職員、
消防団や自主防災会の方々と様々でした。年齢層も年配の方から、親子連れ、
若い女性や男性のグループ等々様々です。
準備されたロープ台 ロープワーク実例
ロープワーク教室に参加した支部員
17
ロープワークは今まで支部においても何度か行われておりますが、筆者は
今回が初めての参加ということもあり、最初は来場者に混ざり、基礎的な結び
方を学ぶところから始めました。これは以前に実施した、三角巾を使った止血
方法や包帯替わりの利用方法と同様に一度できても、なかなか同じようには行
えません。無意識に結べるように、何度も何度も繰り返すことにより、実践で
も使えると感じました。
基本的な結び方はもちろんですが、災害時にも活用するとなると、その時そ
の時の状況下において最適な結び方ができることが望ましいので、複数の結び
方を覚えておく必要もあると思いました。
ロープワーク実習の様子
時間が経つとともに、会場では大掛かりな訓練が行われ、避難住民に対する
物資供給を想定した、物資の配給やヘリコプターを活用した、人命救助、物資
の配送訓練等も行われました。この配送訓練においては埼玉RBも参加され、
大々的に組織の紹介が放送されていました。
18
救助訓練を行うヘリコプター
会場の様子
時間も過ぎ、いよいよ閉会式となり、支部員も閉会式会場に向かうと、きち
んとプラカードが用意されており、他の参加団体と一緒に閉会式に参加いたし
ました。
閉会式の様子 閉会式に臨む支部員
19
閉会式にて総評を述べる上田埼玉県知事 閉会式に参加し総評を聞く支部員
今回の防災訓練及びロープワーク教室に参加し、反省点もありました。ロー
プワークに来られた方が必ずと言ってよいほど、結び方のパンフレット等を求
めてくるというものでした。最初は支部員が自主的に用意していただいたチラ
シを配布していたのですが、すぐに無くなってしまい、その後はお断りし続け
ることとなりました。これらの資料は事前に支部員で精査した内容を元に、支
部会費にて印刷、準備しても良いのではないかと感じました。
今回初めて外部主催の活動に支部員として参加させていただきました。学ぶ
ところが多かったとともに、反省点もいくつか見えてきました。今後の役員会
等で活発な意見交換を行い、支部活動が更に活発になるように筆者も微力なが
ら引き続き支部活動に尽力してまいりたいと思います。
【参考】今回の八都県市防災訓練 埼玉県会場の訓練状況
(埼玉県ホームページより抜粋)
●日時及び会場
(1)日 時 平成21年8月30日(日) 9:30∼11:30
(2)会 場 本庄総合公園(本庄市)ほか
20
●主催
埼玉県、本庄市
●参加機関等
(1)参加団体 101団体
消防、警察、自衛隊、ライフライン事業者、
民間事業者、ボランティア組織、自治会 等
(2)参加人数 約5,000人
訓練参加機関人員 1,100人
主催者運営員 300人
招待者等 300人
見学者 約3,300人
(3)参加車両 200台
訓練参加車両 189台
防災フェア展示 11台
(4)参加航空機 11機
埼玉県防災航空隊 2機
埼玉県警察 3機
群馬県 1機
千葉市 1機
自衛隊 2機
埼玉県ドクターヘリ 1機
本田航空 1機
21
●訓練の成果
(1)最近多発している地震災害に対して、県、本庄市の防災部局及び消防、
警察、自衛隊、その他ライフライン機関など多くの関係機関の関係強化
を図ることができた。
(2)避難所開設訓練に、災害時要援護者である外国人が参加し、多言語によ
る案内など、避難所における災害時要援護者の支援活動を実践に即して
実施することができた。
(3)今回初めて、県で登録している地域防災サポート企業※(キヤノン・コ
ンポーネンツ、タツムテクノロジー)が訓練に参加し、各事業者が災害
時に協力できる防災・救援活動を実施することができた。
(4)都市部で想定される被害に対する訓練のほか、山間部など市内で想定さ
れる被害に対する訓練(孤立地域における救出訓練、土砂災害救出訓練
(埼玉 SMART)、林野火災防御訓練)を実施することができた。
※ 地域防災サポート企業・事業所(制度)・・・地域と協力して、防災・救援活
動を行う意欲のある企業・事業所を県で登録し、地域との連携や協力体
制を推進していく制度
以上
22
自主防災組織の立ち上げと活動
中沢 陸彌
自主防災会とは、行政のキャッチフレーズを
引用させていただくと、「自分たちの町は自分
たちで守る」「わがまち、わが家を災害から守
ろう」とあります。いざ、災害にあった時、
「自
助」
「共助」
「公助」 一般的にあげられます。
が、
そのうちの組織的「共助」に あたるのが、自主防災会と言えましょう。とにか
く、
「公助」行政の助けが到着するまで頑張らなくては自主防災会の存在価値が
ありません。
消防庁・平成 17 年 4 月のデータでは、全国世帯数に対する、組織されている
地域の世帯数の割合は 64.5%で、平成 20 年 4 月のデータでは、埼玉県は 75%。
ちなみに東京都は 77.9%。全国最高は、愛知県・98.8%。最低は、沖縄県 5.9%
となっています。
さて、行きがかり上、私の所属する「パークタウン若宮わかくさ自主防災会」
のご紹介をさせていただきます。当会は、平成 17 年 3 月に桶川市役所へ申請、
認可されました。
平時、災害時ともに活動する「防災活動員(呼称)」は現在 32 名で、他の団
体と同じように、人員不足に悩んでいます。団地は 13 棟あり。42 階段に一人ず
つ(担当10世帯)の活動員が理想です。団地のせいか、残念ながら、防災に
対する意識が低いようです。当会は桶川市では丁度 50 番目に組織されました。
平成 21 年現在、市内では 56 の自主防災会が組織され、活動をしています。
当団地は公団の分譲(415 世帯)ですが、隣に公団の賃貸(356 世帯)があり、
昨年、自主防災会(あかしや自治会・自主防災会)が結成されました。従って昨
23
年からは合同(771 世帯)で、いろいろな活動(講演会。防災訓練等々)を行っ
ています。最新の活動は、9 月 27 日(日)に行った「第 6 回団地防災訓練」で
す。
当会の自慢は、独自の「ホームページを持っている」ことです。一般、非公
開ですが、
「http://www.hpmix.com/home/bosa
ikai/」に、クリックしてみてください。役立つ情報が満載です。
ところで、
「団地」と「戸建て」では、防災
に対する意識が異なります。
「団地」は、まず
「建物崩壊」は考えられない(「戸建て」は建
物の倒壊も考えられます)ので、ライフライ
ンの問題が残ります。それと、無事に避難出
来たかどうかの確認です。それで、救助の目
安に各戸へ 避難完了表示板 (マグネット式プレート)を作製し、配付しまし
た。これは、住民が避難をしなければならない状況になった時、救助にあたる
活動員の確認を受けるため、玄関扉の外側に張って避難してもらいます。また、
最悪、扉が開かなくなった時、扉をこじ開ける「1mのバール」も1棟に1本
ずつ用意してあります。災害用・備蓄防災用品のトップに購入しました。
さて、ここで主要テーマの自主防災会の立ち上げ(組織づくり)についてで
すが、基本中の基本は、組織立ち上げの有志(仲間)づくりです。自主防災会
を立ち上げる町内会において、仲間(出来れば防災意識をもっている)を一人
でも多く捜し、協力を求めていく。また、飲み仲間の協力度は有効でしょう。
それと、組織を維持していくためにも親睦会(飲み会)は欠かせないものです。
「飲み会」が楽しみで参加している会員も数多くいるものです。人付き合いの
難しい壁を取り払い、本音で話せるのがアルコールの力です。自治会で立ち上
24
げる時も当然ですが、組織作りには、言うまでもなく根回しが必要で、この手
間を厭わず、奉仕の精神がなければ、とても、自主防災会と言うボランティア
を立ち上げることは出来ません。
陣営が整ったら、まず居住地の役所へ相談に行きましょう。桶川市の場合、
「安心安全課」が窓口です。資料を入手してから、いよいよ申請をしましょう。
事務的手続き(結構書類が必要です)
など、とるに足らないことで、ただ、
誰がやるか? だけです。桶川市では
結成時の助成金が 30 万円で、毎年出
る助成金は 35,100 円です。あとは、
自治会から助成金をもらい運営をし
ています。
自主防災会の組織の形態は、①情報班 ②消火班 ③救出救護班 ④避難誘
導班⑤給食給水班の、五つの班構成が一般的です。役所に、マニュアルがあり
ます。
ところで、結成後の活動についてですが、
「絵に描いた餅」では困るわけです。
やるべきことは沢山あります。私どもの「わかみや自主防災会」の活動実績は、
まず「自主防災会ニュース」の発行です。最低、年 3 回は発行し、報告やら催
し物の案内やら、その時々の防災ニュース等々を掲載して、防災意識の高揚と
会のPRに務めています(現在 12 号まで発行しています。ご希望の方には、バ
ックナンバーを差し上げています


Use: 0.0679